在宅被災者訪問傾聴活動
聖敬会の基本活動になる在宅訪問は震災後直後からはじめ 現在でも続けている活動です。
被災後、半年以上が経っていますが精神的な不安を増している方が今もなお多くいらっしゃるのも事実です。
聖敬会では今後も個別訪問を続け在宅被災者の傾聴活動を続けてまいります。
半ボラ半視察活動
他県ボランティアに対して、日曜児童館や傾聴活動など聖敬会が行うボランティア活動に参加していただきながら、津波や火災被害の大きかった地域を回り、被災地の現状や震災時の様子を知っていただく‘半分ボランティア、半分視察ツアー’を7月より開催しています。
ツアーでは、地元団体だからこそ出来る被災者観点から震災前と後の気仙沼の状況について行政的・地元企業からの視点で話をしたり、地方都市合併による問題点・町会の特色などをお伝えしています。
報道では伝わらない被災地のありのままの姿を見ていただき、より多くの人に被災地の状況を伝えていただきたい、とこの活動をスタートしました。
日曜児童館
これまで行ってきた傾聴や支援申込会の活動の中で頂いた意見に『子供を預かってほしい』という『声』が多数あり、一つのカタチとして、開催しております。(その他、家庭教師、学校の送迎等、子どもに関する支援要望は沢山ありました)
この『日曜児童館』には、いくつかの要素があります!
①気仙沼市内の児童館が休館している日曜日に行う。
②お昼ご飯を炊出し等にして、みんなで食べる
③遊ぶ事と学ぶ事を重視したワークショップ
④宿題支援と学習支援の時間を設ける
被災地では 沢山の皆様からの支援をありがたいと思いながらもそのマッチングの為の対応に追われ、学校・学童・幼稚園・保育園・児童館などの支援対象になると思われやすい施設の職員に大きな負担が掛かっていることも事実で、このマッチングの負担も減らせればと思い、聖敬会で受入れをしてきました。
子ども達が遊んでいた場所は津波で被災したり、遊具が撤去され、仮設住宅が建ち並んだりと親はあまりにも変わってしまった生活環境に疲れてきてまっています。
このような問題を一つでも解決したいと思い、9月より活動を開始しました。
売上アップ支援プロジェクト
被災企業、もしくは取引先の被災により売上が大幅に減少した企業、団体、個人事業主の売上アップをお手伝いしています。
このプロジェクトは主に、パッケージの開発や卸先の相談業務を行っております。
これまで被災地復興祈願クッキーなどの開発等を手掛けております。
気仙沼ミサンガプロジェクト
少しずつ瓦礫も減り、仮設住宅への入居も始まっています。
しかし、それだけで生活が元に戻ったわけではありません。
職場、子供を預けるための施設、住居がなくなった今、必要とされるのは前を向いて復興に向かって働く意欲です。
ですが現状ではそれも困難と言わざるをえません。被災した母親の中には勤め先が遠く、地震後、すぐにわが子を迎えに行けなかった方も沢山おられます。
その母親が家の近くや自宅で仕事をしたい!という感情にもお答えしたいと考えました。
そこで私達は『家庭でできる職でありながらしっかりと収益を得る』プログラムを構築しました。
一番の特徴は『収益から材料費以外を被災者である製作者に還元する』事です。
これまで『売り上げの一部が被災地に』的な物は沢山ありましたし、被災地を応援するようなグッズは沢山ありましたが、どれ位の金額が被災者に渡っているのでしょうか?
気仙沼ミサンガプロジェクトでは、売り上げの約90%が被災者のもとに届きます(材料費に約10パーセントがかかります)個人向け寄付というとらえ方をしていただける方からも沢山の材料のご支援を頂けるようにもなり、被災者である製作者にお渡しできる工賃も多くなっています(その場合、お渡しできる工賃は96%を超えます)。
そして、2つ目の特徴は『内職ではなく個人事業主』であることです。
材料の仕入れは、お手伝いさせていただきますが、基本的に被災者である製作者が売り上げの中から仕入れ、サイズ等の一定のデザイン標準の中で購入意欲が増加する商品を開発することに意義があると考えます。ですから商品はみんな違います。
当気仙沼ミサンガプロジェクトでは、被災者の生活向上意欲、労働意欲、何よりも被災から自分自身の力で立ち上がり復興していこうとする意欲を応援して行くものです。
応急仮設住宅を含む地域構築プロジェクト
聖敬会では、応急仮設住宅と地域コミュニティの構築を目指し、仮設付近の公民館にて『おひる食べっぺ!!』を、開催しております。
この企画はあえてスタッフ数を減らし(2名)皆さんにお手伝いして頂き、一緒に昼食を作り、スタッフも含め、一緒に昼食を楽しみながら食べます。
毎回、参加人数も多く調理作業があることで参加者に親近感が生まれ、新しい地域コミュニティ構築のお手伝いをさせていただいております。
K's cafe
宮城県気仙沼市出身、聖敬会理事の金野敬が運営するCafeです。
震災から微力ですが故郷気仙沼で活動してきました。
私には、調理する事しかできませんが、少しでも皆さんが笑顔になれるように頑張ってきました。
そして、そんな私が、東京へ避難されている方たちの場所作りとして、2013年6月から、浅草で---カフェを運営しています。
本当に予算がない中ですし、私にどこまで出来るかわかりませんが、精一杯、頑張ります。
宜しくお願いします。
金野 敬
〒111-0034 東京都台東区雷門1丁目10番1‐1号
電話番号 03-5246-4390
メールアドレス ks_cafe@seikei-kai.net
布ご祝儀袋プロジェクト
東日本大震災の被災者の中でも、本人や家族に障害を持つ方、母子家庭の方は、再就職も通常より困難な、被災弱者です。
これらの方々が、
①自らの力で生活できる
②在宅で作業ができ、きちんとした収入を得られる事を目標に、立ち上げたプロジェクトです。
ご支援頂いたハンカチや手ぬぐい(新品)で、ご祝儀袋を作っています。